新潟県

7月最後の1日を新潟市で。
本日、新潟県看護協会に研修講師のために来ています。
何気に日本全国を行脚していますが・・・
通常は仕事での訪問となります。
研修会とか、学校訪問とか。
沖縄でも日帰り。
交通の便が良いのは、便利なのか考えてしまいます。
ふと考えてみました。
日本の殆どの県を訪れているのですが、
駅と学校と看護協会研修会場とか・・・
ああ。。。。観光したい。
それぞれの県には、観光名所も「うまいもの」も!!!
で、
新潟は米どころです。
日本酒がうんまいはずっ。
もれなく、土産は日本酒で。
お店の方のオススメに従ってみました。
感想は、後日お知らせすると言うことで。

学生実習と採用試験

先週22日は採用試験 第3回目でした。
とても素敵な学生さん達が受験をしてくださり、
本当に嬉しい限りです。
採用試験では面接時に当院応募の動機を聞かせて頂くのですが、
その中で感動したエピソードが・・・

当院での臨地実習で
「初めて看護を楽しいと感じた」と!
指導者が自分の看護への姿勢や成長を共に喜んでくれた、
それがとても励みになったと言うのです。
素晴らしいですね。
良い実習をしていただけた事、そして学生にも
丁寧に向き合うことのできる指導者が育っている事。
頼もしいです。
看護師諸君、学生実習においては常に先輩看護師として
見られていることを忘れずに。
将来一緒に働くことのできるスタッフであることを忘れずに、
患者さんにも実習生にも、
病院に来る全ての方に丁寧に向き合いましょう。
スタッフの一つ一つの関わりが、繋がっていきます。

本当に感謝します。

患者中心の医療

本日のニュース
大きな見出し「患者中心の医療へ改革」

歴史上の事件に何度も遭遇して、其の都度危機を乗り越え、挑戦し続けた人生。
100歳を越えても、現役医師として診療に当たり、護憲の立場から平和運動にも関わるなど、
大きな影響を与える人物でした。
聖路加国際病院 日野原重明 様

年100回もの講演や、小学校での命の授業、執筆活動もこなし、
最後まで悠々自適とは程遠い、多忙な日々を送られたのではないでしょうか。
医学生時代の結核による休学は、患者の苦痛が分かる臨床医になるには
貴重な体験だったと語っています。
日本の医療に残した功績も大きいです。
人間ドックの開設、予防医学。
「成人病」の代わりに「習慣病」という呼称を提案したのは、
日野原先生です。今でこそ生活習慣病ですけど。

東京大空襲では、聖路加国際病院で被災者の治療に当たり、
地下鉄サリン事件では陣頭指揮を取って多数の被害者を受け入れていました。
赤軍派によるよど号ハイジャック事件では、
偶然にも飛行機に乗り合わせて人質になっています。
「あの事件で人生観が変わった。与えられた命を人のために捧げようと思った」と
語っていました。
「上手にフィナーレに持っていくのが医のアート」という信念の通り、
105歳の人生に幕を降ろされました。
ご冥福をお祈り致します。

働くことの意味

7月も前半終了・・・
新人さんもそろそろ臨床現場での戦力として活躍する季節になりつつあります。
夜勤は、そろそろデビューでしょうか。
希望と期待を抱き入職してきた新人さんの中にも、少し元気がなくなって
いる人もいるかも知れません。
「毎日こんなに忙しいなんて・・・」とか、
「自分は何もできない・・・」とか。
何のために働くのか?など、妙に哲学になっていたりしませんか。
何のために働くのか、そう考えたら理念に立ち戻る事と、
私は新人の頃教えられました。
新人研修等では、理念に関する話は必ずしています。
理念とはその組織が「何のために存在するか」を言葉にしたものです。
病院では患者様との約束のようなものかと思います。
でもいっぽうで、理念はそこで働く人達との約束でもあります。

とてもおいしいお菓子に出会った方が、メルマガにこんな投稿をしています。
「おおぞら園」という施設でつくられています。
ご存知の方も多いかも知れません。

経営母体である「父の樹会」のホームページに施設づくりの七つの理念があります。
  1.就職を目指して働く力を身につける場            
  2.生活の力を高め、働く意欲を高める場            
  3.生活の力を高め、人とのかかわりを楽しむ社会生活ができる場 
  4.文化・スポーツ活動等を楽しみ、社会勉強をする場      
  5.心の安らぎを求め、悩みを打ちあけ、相談を持ち込む場    
  6.新たな就職先を求めてくる場                
  7.家庭に代わる生活の場:自立心・独立心を満たし、自立的力を高め、
     暮らしを楽しむ場 
・・・・理念を読んでいて込み上げてくるものがあります。
 何のために働くのかが明確ではありませんか。
 この場所で、何のために働くのか。
「この場所で」と付け加えると今やるべきことが見えてくるのではないでしょうか。
今いる場所で自分をいかに成長させることができるか。
少し難しいかも知れませんが、理念の意味するところを考えてみましょう。
病院で働けること自体に大きな意味があるのですから。

手足口病

夏かぜトリオとも言える
「手足口病」「ヘルパンギーナ」「咽頭結膜熱(プール熱)」
今朝は、関西方面にて「手足口病」警報が発令された様子です。
例年7月末が流行拡大のピーク、今年もこれから油断できません。

「手足口病なんてよく聞く病気だし、子どもの病気で大したことないんじゃないの?」などと、油断してる場合ではありません。
意外と大流行を繰り返す手足口病です。
手足口病の原因となるウイルスは1種類ではないので、子どもの時に罹患していたとしても、大人になってから再び罹患することもあります。
決してあなどれない病気です。

手足口病の症状
手足口病という名の通り、口の中、手のひら、足の裏などに 発疹や水疱が出ますが、全身にブツブツが広がることがあります。
潜伏期間は3~6日で、熱は37~38℃程度で、発熱しない場合もあります。
1~3日で解熱しますが、まれに脳炎を伴った重症例もあります。

手足口病の原因ウイルス
コクサッキーウイルスA群や、エンテロウイルス71型などであり、原因となるウイルスは多種多様です。
原因ウイルスの違いにより、症状にも違いが出ています。

これまでは子どもの病気として認識されていましたが、新たな原因ウイルスが出現したり、大人でも重症化例が出る可能性があるといわれています。
また、発疹の様子から、水痘(水ぼうそう)との見分けが難しいケースもあります。

手足口病の感染経路
飛沫感染、接触感染、糞口感染(糞便から排出されたウイルスにより口を通して感染すること)により感染が拡大するので
以下に注意します。
●手洗い
●咳やくしゃみをする時には口と鼻をティッシュ等でおおう(またはマスクをする)
●タオルの共用を避ける
●おむつ交換も注意深く行う(使い捨て手袋を利用する)

残念ながら手足口病には特効薬はありません。
薬を飲むとしても、痛みを和らげる鎮痛剤などです。
自然に治癒するのを待つしかないのかという感じですが、
脱水症状にはくれぐれも注意しましょう。
口の中が痛むために、食事や水分を取りたがらなくなることがあります。
十分な水分補給を行い、柔らかく刺激の少ない食事を用意しましょう。

熱中症の季節

入梅宣言されてからあっと言う間に7月です。
この時期、梅雨前線+台風というダブル攻撃に
気象関係のニュースは連日、大変です。
熱中症関係のニュースもちらほら目にするようになりました。
熱中症は予防が一番重要です。
夏場の気温が急上昇する季節はもちろんですが、
気温と共に湿度が上昇する、この時期も要注意です。
室内にいても安心ではありません。
1.めまい・顔のほてり
2.筋肉痛・筋肉の痙攣(こむら返り)
3.体のだるさ、吐き気
このような症状は、熱中症の初期症状と言われていますが、
意外と、単純に疲労や食あたりと思いがちです。
少しでもおかしいなと思ったら、涼しいところで水分補給をしましょう。
現在は、いろいろなところで熱中症関係の記事を目にしますので、
ぜひ、自分自身の体調管理にお役立て下さい。

7月1日

本日は当院看護部2回目の採用試験日でした。
皆さん、ありがとうごいざます。
かなり緊張感満載な様子が感じられましたが、
怖くないですよー。
さて最近の傾向ですが、
・実習施設として知っており、実際に実習に来た方
 もしくは同級生から評判を聞いて、見学会、インターンシップに参加頂いた方
・資料請求などで検索し、見学会に参加頂いた方
・合同就職説明会で初めて聞き、興味を持って見学会に参加頂いた方
そこから、希望部署のインターンシップに来て頂いた方

そうです。
実習での指導者の関わりや、インターンシップでのスタッフの関わりから
ここの職場で働きたいと感じてもらえているのです。
これは素晴らしいことだと思います。
「インターンシップで出会った先輩看護師にあこがれて配属希望部署を記入しました。」
などと言われたら・・・もう、感謝感激です。

というわけで採用試験を通して、スタッフの成長を感じているのでした。
皆さん、ありがとう。