新卒2年目 教育
急変時に対応ができ、急変を未然に防ぐアセスメント力と、
急性期の臨床で求められる看護実践能力を養う
2年目 教育の目標
- 2年目の目標を明確にし、具体的な行動を考える
- 問題解決能力の必要性が理解できる
- ICLSについての知識・技術が習得できる
- メンバーシップ・リーダーシップについて理解する
- 協働するためのコミュニケーションスキルを身につける
- 院内の救急システムを把握し、活用方法を知る
- 看護師の基本となる倫理綱領を再確認する
- フィジカルアセスメントの基礎を身につける
メンバーシップ・リーダーシップの理解
2年目になるとプリセプターも少しずつ離れ、部署のメンバーの一員として、他のメンバーと協働するための言動が求められます。
他メンバーのフォローを受ける時にも、“何がわからないのか”、“何をどのように手伝って欲しいのか”、主体的に周囲に助けを求めていくことが必要になります。
チームのメンバーの一人として、自立した看護師になることが目標です。

毎月の集合研修で、急性期の看護実践能力を養う
当院では、2年生も毎月集合研修を実施。2年目からは、重症患者の受け持ちがスタートするので、急性期の臨床で求められる看護実践能力をしっかりと養います。
研修のテーマも、フィジカルアセスメント・緊急薬剤・人工呼吸器・症状別初期対応など、より実践的な内容になります。

~急変対応~ ICLSをベースにした研修
2年目は、ICLS(二次救命処置)をベースとして、急変対応を学びます。
日々の臨床経験を積み重ね、研修で振り返りをしフォローアップを受けることで、患者急変時の動きを身体で覚え、アセスメント力も身についてきます。
1年目の頃には、“私には絶対に急変対応できない!”と思っていた新卒看護師も、3年目になる頃には、患者さんの状態のわずかな変化を急変の予兆と気づき、冷静に対応ができるようになります。