一般病棟
病棟紹介
消化器病センター
脳血管センター
9階北病棟
川崎心臓病センター
川崎大動脈センター
9階北病棟
腎臓内科/脊椎脊髄外科
患者さんのこれまでの人生を尊重し、
これからの人生に寄り添う看護を提供します
9階北病棟は腎臓内科を主体とし、脊椎脊髄疾患や内科系疾患の患者さんを受け入れています。当病棟は、透析導入の患者さんが多く、患者さんへの精神的支援や生活指導がとても大切です。特に透析治療をされる患者さんに対しては、長期的な継続看護が必要になります。
患者さんの良い時も悪い時も、患者さんのこれまでの人生や価値観を尊重し、患者さんのこれからの人生に寄り添った看護を提供しています。
指導を重ね、患者さんと一緒にベストな道筋をつくっていく
腹膜透析導入時の手技獲得、退院後のシャント管理など、患者さんへの指導も当病棟の看護のやりがいの一つです。
患者さんそれぞれの状況やお気持ちを伺いながら、患者さんの目指す方向に向かってベストな道筋をつくっていく。困難ことも多いですが、指導を重ねていく中で、患者さんが良い方向に向かわれていることが実感できた時、大きな達成感とやりがいを感じます。
病棟スタッフ手作りの患者指導用のパンフレット(PDFダウンロード)
腎臓内科
血液透析・腹膜透析の両治療に対応し、
患者さんのニーズに合った療法選択が可能
当院は血液透析と腹膜透析の両治療に対応しており、患者さんは療法選択をすることができます。
腎移植を含めたそれぞれの治療方法のメリット、デメリットを時間をかけて説明させていただき、患者さんの病態や患者さんの希望、背景を考慮し、個別性を尊重した上で最も適切と思われる治療法をお勧めしています。
■透析療法
2015年度 | 2016年度 | 2017年度 | 2018年度 | 2019年度 | |
---|---|---|---|---|---|
HD導入 | 40 | 61 | 51 | 53 | 47 |
CAPD導入 | 8 | 9 | 9 | 20 | 12 |
外来部門との連携(腹膜透析専門外来)
当院は法人内に透析クリニック(川崎クリニック、さいわい鹿島田クリニック)を持っており、外来部門と密接な連携をとっています。外来部門は血液透析はもちろん、腹膜透析とフットケアの専門外来を有しており、退院後も、病院と外来部門が連携・情報共有をして手厚い患者フォローを実践しています。
病棟のスタッフも腹膜透析外来を担当し、自らが指導に関わった患者さんの退院後の状態などを把握しています。
県内有数の透析導入施設
当院は療法選択が可能であり、また外来部門も充実しているため、神奈川県内でも有数の透析導入施設となっています。透析患者さんの合併症治療も当院で行い、特にシャントや人工血管などのアクセストラブルについては、他施設に通院中の患者さんも含めて随時対応をしています。
入院透析室
入院透析ベッドは14床あり、午前・午後の2クール対応で、透析業務専従の看護師と透析CEで患者さんのケアにあたっています。当院では患者さんのフットケアにも力を入れており、患者さんが安全・安楽に透析治療が行えるように看護をしています。
また、9階北病棟と透析室間では、スタッフの希望に沿って教育ローテーションを行っています。
腎臓内科の看護
- 血液透析と腹膜透析の両治療の専門的知識がしっかりと学べる
血液透析、腹膜透析の両治療をしっかりと経験できる環境が整っている点が当病棟の魅力の一つです。病棟内に、“血液透析”と“腹膜透析”の2つの専門チームをつくり、チームごとに勉強会などを企画し病棟全体として専門性の向上に取り組んでいます。 - 外来部門と連携し、長期的な継続看護が実践できる
病棟看護師も腹膜透析外来に関わりますので、自分が指導をした患者さんの退院後の状態を自らの目で確認し、今後の指導・看護に反映することができます。
透析治療は一生継続する必要があります。退院後も外来部門と情報共有しながら、患者さんの人生に寄り添った長期的な継続看護が実践できる点が腎臓内科の看護の魅力です。 - 資格取得を支援します
透析看護認定看護師をはじめ、透析看護に関わる資格取得の支援をしており、資格取得を目指すスタッフもいます。
腎臓内科の対象疾患
慢性腎臓病(血液透析、腹膜透析)/急性腎障害/慢性腎炎およびネフローゼ症候群/電解質異常(高カリウム血症、低ナトリウム血症、高カルシウム血症)など
私たちの目指す看護
地域医療の中核病院としての使命を担っていく
当病棟の患者さんは長期的な関りとなる患者さんが多いです。退院後も外来部門と連携して継続フォローをし、緊急時にはすみやかに入院対応をするなど、地域医療の中核病院として、患者さんが安心できる診療体制を維持していくことが求められます。
私たちも、患者さんの人生を背負うといった使命を担い、日々看護の質の向上に取り組んでいます。
患者さんの個別性を尊重した一貫した看護
入院から退院、退院後まで一貫して個別性を尊重した看護が提供できるように、当病棟ではプライマリーナースを選定しています。その上で、プライマリーナース個人に負担が集中しないようチームをつくり、チームカンファレンスなどを通じて、お互いに支え合えるようにしています。
教育フォローについて
未経験者も、手厚くしっかりとフォローします
新卒にはプリセプター、既卒にもフォロー者をマンツーマンでつけ、それぞれのご経験に合わせたフォローを病棟全体で行っています。また、血液透析、腹膜透析、脊椎脊髄外科の専門チームが勉強会を企画し、専門性の高いチームでの看護の実践に取り組んでいます。