病棟紹介Ward

集中治療室/中央部門/入退院支援

集中治療室/中央部門/入退院支援

10階:消化器病センター
9階:脳血管センター
8階:川崎心臓病センター
7階:川崎大動脈センター
6階
4階
2階
入退院支援

入退院支援科

(患者支援センター)

退院後も、患者さんが住み慣れた地域で安心して生活できるように

入退院支援科は、患者さんとご家族の入院時の不安を最小限にし、また退院後の生活や自宅療養への不安などを解消することで、安心して在宅復帰ができるための支援をしています。
私たちは看護部に所属しながら、患者支援センターの一員として多職種と協働して、患者さんが退院後も住み慣れた地域で安心して生活できるようにサポートしています。

患者支援センターについて

患者支援センターは、当院理念の一つである“患者主体の医療”に沿い、患者さんやご家族が当院で安心して治療を受け、地域生活へスムーズに復帰できるようサポートしています。
入退院支援科・医療相談科・地域医療連携室・病床管理課の4部門で構成され、医師、看護師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、事務などの多職種が連携して包括的な支援を行っています。

入院支援外来

外来受診で入院検査や治療が決定された時に、患者さんとご家族の入院に対する不安を最小限にするため、入院後の過ごし方や必要な準備について入院支援外来にてご説明をしています。 また、入院前に患者さんとお会いすることで、事前に患者さんの状態や希望を把握し、病棟と情報共有をしています。

医療相談科

 医療相談科では、医療ソーシャルワーカーが社会福祉の立場から、患者さん・ご家族のお話を伺い一緒に考え、社会的な問題を解決する支援をしています。
 病院の3つの理念である、 ①「断らない医療」の実現のために、円滑な退院支援を、 ②「患者主体の医療」の実現のために、権利擁護支援、経済的な問題をはじめとした社会的な問題への対応を、 ③「地域に根ざし、地域に貢献する医療」の実現のために他機関との連携や社会復帰支援を行っています。
 具体的には、医療費についてのご相談、社会保障制度や介護保険サービス、また施設やリハビリテーション病院・療養型病院についてのご相談、がんと診断されてこれからの治療費や仕事について相談したい、 医師ともっと話したいけど言いにくいなど様々なご相談に応じています。
 看護の立場から患者さんの生活再建を支える入退院支援科とは共通する価値も多く、相互に得意な分野・方法を活用しながら、協力しています。

地域医療連携室

 近隣医療機関と協力して患者さんに最適な検査・治療を受けていただくための病診連携・病病連携の調整窓口として地域医療連携室を設置しています。 連携室では、患者さんのご紹介、オープン検査(共同利用)のご予約・ご報告、また紹介患者さんに関する各種お問い合わせ、紹介状などの書類のご依頼など、様々なお問い合わせに対応しています。
 当院は地域医療支援病院に認定されており、医療・介護従事者や救急隊の方々を対象とした講演会や勉強会を開催しています。 また、地域包括ケアシステムの構築に向けて、摂食・嚥下・栄養・リハビリテーションの進捗・発展のため、研究会の開催や実務研修等の教育支援を行う「川崎南部摂食嚥下・栄養研究会」の事務局を担い、会への協力をしています。
 その他、当院をよりご理解いただくために、関係医療機関の先生方には「地域医療連携室ニュース」を発行・配布させていただくなどの活動を行っています。

病床管理課

予定入退院や緊急入院におけるベッドコントロールを主に担当しています。効率的で安全な病床管理を実現するために各診療科や病棟の患者動向を把握し、多職種と連携しながら、適切な病床数のコントロールが行えるような体制づくりをしています。

入退院支援科について

入退院支援科の役割

入院支援
患者さんとご家族の入院時の不安を最小限にするために、次のような支援を行っています。
  • 入院予定が決まった患者さんとの面談
  • 入院経過の説明
  • 入院前の生活状況の確認
  • 入院に対する不安の軽減
退院支援
治療後スムーズに退院へ繋げられるよう、患者さん、ご家族の意向を踏まえながら、社会制度や社会資源を活用し、退院後の生活環境を整えるためのサポートをします。
多職種連携
 多職種カンファレンスなどを通じて多職種の専門性を活かしながら、患者さんの退院後の生活を様々な視点で捉え、不安なく退院できるように支援しています。
 また、外部の医療機関・介護事業所等とも密に連携を図っており、諸機関で開催される連携の会などへ積極的に参加し、顔の見える連携を目指しています。
入退院支援科の魅力とやりがい

 “患者さんの生活に寄り添える“看護が、入退院支援のやりがいの一つです。
 退院後、患者さんはどのような生活を送っていきたいのか、実現のためにはどのような支援が必要かを考えて、医療資源や社会資源をコーディネートし、ベストマッチした時はやりがいを感じます。
 看護師として、患者さんの病態を把握した上で、安全・安楽の視点から生活構築していくことが、私たちの役割です。

入退院支援科の魅力

  • 患者さんを病人としてみるのではなく、病気を持った生活者としてみることで、個人を尊重した関りが持てる
  • 介護保険の仕組みや、社会保険制度など、生活に直結する知識を得ることができる
  • 院外の多くの関係者と関りを持つことで、多様な考え方を知ることができる