集中治療室/中央部門/入退院支援
集中治療室/中央部門/入退院支援
10階:消化器病センター
9階:脳血管センター
8階:川崎心臓病センター
7階:川崎大動脈センター
6階
4階
2階
入退院支援
SCU
脳卒中ケアユニット
SCU(脳卒中ケアユニット)は9床で、急性期の脳血管障害や脊椎・脊髄疾患、血管内治療、脳神経外科治療直後の患者専門のユニットです。急性期の全身管理をすると同時に早期リハビリを開始し、残存機能を活かしていけるよう、日々多職種と協力し患者主体の看護に取り組んでいます。
主な対象疾患・治療
- 脳血管障害
急性期脳梗塞治療(rt-PA、血栓回収療法)、脳出血(開頭血腫除去術、内視鏡血腫除去術)、くも膜下出血(クリッピング術、コイル塞栓術)、内頚動脈狭窄症(血栓内膜剥離術、ステント留置術)、頭蓋内動脈狭窄・閉塞症(経皮的血管形成術、バイパス術) - 脊椎・脊髄疾患
椎間板ヘルニア(ヘルニア摘出術)、脊髄腫瘍(腫瘍摘出術)、脊髄損傷(除圧術、固定術) - 脳腫瘍(腫瘍摘出術)
- 外傷
急性硬膜下血腫、硬膜外血腫(開頭血腫除去術)、慢性硬膜下血腫(穿頭血腫除去術) - 機能的手術
三叉神経痛、顔面痙攣(神経血管減圧術)
私たちの看護の概要
脳血管障害や脊椎・脊髄疾患の術直後である患者が多いため、異常の早期発見に努めると同時に、麻痺や感覚障害・高次脳機能障害がある患者の個別性に合わせて、日常生活の援助を行っています。 また、入院時から退院後を見据えた情報収集を行い、日々、患者・家族の求めているゴールに向けてどのような看護提供ができるか他職種と検討しています。
こんな看護知識・技術が身につく
脳血管障害や脊椎・脊髄疾患の術直後の治療や看護について学ぶことができます。呼吸器を装着していたり、脳外科特有のドレーンを挿入していることも多いため、呼吸器管理やドレーン管理の技術も身につきます。
また、麻痺や高次脳機能障害のある患者へのケアの方法についても学ぶことができます。さらに、脳外科に特化した診療看護師、呼吸療法認定士、NST専門療法士などの様々な資格保有者もいるため専門的な知識を得ることもできます。
私たちの看護の魅力
麻痺や高次脳機能障害を発症して入院した患者の治療方針に対して、多職種と円滑なコミュニケーション・ディスカッションを行い、今必要とされているケアにチームで取り組めることが魅力です。 また、治療やリハビリを行うことで、目に見えて症状が改善していく姿を見ることができ、患者の喜びをともに感じることができます。
私たちの取り組み、目指す看護
脳血管障害や脊椎・脊髄疾患により、大きく生活が変化するかもしれないという不安を抱えている患者に寄り添い、患者が安心して治療に臨めるよう取り組んでいます。
また、患者ができることを把握し、日々の関わりの中でできることを増やせるように援助し、患者や家族が目指すゴールにたどり着けるような看護を目指しています。
教育・フォローについて
新卒教育・既卒教育ともに、目安となる教育プログラムを作成しています。
入職時に教育担当と新入職者で面談をし、プログラムをもとに1年間の目標を決定します。その後も、定期的に目標の確認を行いながら進めています。
教育担当以外のスタッフにも、目標と学習の進捗状況を提示し共有しています。経験が無いものなどは集中的にフォローを行い、新卒・既卒入職者の不安を軽減しながらステップアップできるようにサポートしています。
※教育プログラムはこちらからダウンロードできます。
教育ローテーション制度
スタッフの希望を聞きながら、SCUと9階南病棟で3ヶ月間の教育ローテーションも実施しています。