手加減

「手加減」は看護を受ける患者自身が評価するものです。
患者自身が看護操作から受ける「快・不快」の印象で評価されます。
これは「手順」「手際」などとは、明らかに異なります。

ヴァージニア・ヘンダーソンは「看護は人間の基本的欲求を基礎としているものである」と繰り返し述べています。
患者が抱く基本的欲求を無視しては看護は成り立たないとさえ言っています。
患者がこちらを評価することに違和感を覚えるようでは、
その人がやっている仕事がいかにスムーズに運んでいても、それは看護とは程遠いものになってゆく恐れがあります。by 武内敦郎先生

自分の行っている業務は作業になっていませんか?
今一度「仕事とは?=看護とは?」を考えてみましょう。