ケースレポート発表会2018

来週21日は、二十四節気の「小満」です。
畑に撒いた麦の種が穂をつける時期にあたり、今年も順調に育っている、
と少し満足することから、小満と呼ばれるようになったとされています。
また麦以外にも、蚕が食欲旺盛になり成長する時期、
口紅の原料である紅花が咲き誇る時期でもあります。
そんな様々なものの成長がみられる時期でありますので、
4月に入った新人がどの程度成長したか、確認するのに良い時期なのかも知れません。

さて、
当院では毎年1年間の看護の振り返りとしてケースレポート発表会を行なっています。
昨年4月に新卒入職したスタッフの成長が伺えるのと同時に、
先輩看護師(プリセプター)の成長も垣間見える素晴らしい1日です。
1年間というのは本当に「あっ」という間だったと思います。
発表終了者が安堵の表情に変わる瞬間は、見ているこちらも(良く頑張ったね~)と、
安堵します。
今年のKey wordは3つありました。
・個別性
・情報の共有
・安全安楽
患者さんに共感し、傾聴し、安心に導くことができる、信頼関係の築けるコミュニケーション
が重要という点で皆さん共通していました。
1年間の看護実践の中で、各看護師がこの重要性に改めて気づいたという事が、
とても嬉しくなりました。
そして、自分の振り返りとともに他者の経験も共有できる素晴らしい1日なのです。
今年の新卒者から、たくさんの質問も出ていました。
これもまた嬉しいですね。先輩の看護を共有・追体験して、自身の経験に
役立てて欲しいと思います。
今回の気づきを大切に、各部署でディスカッションを深めて頂ければ。。。。
この繰り返しが看護の質を上げて行くはずです。