仕事のかたち

入社式が2年連続で中止になったので、
昨年、今年は新入職員への挨拶として、キャリアの重ね方をお話しています。

当院は急性期病院ですので、正直忙しいです。
「忙しい」にランクがあるとしたら、多分ランクAかと思います。
ですが、経験できることも多いと思います。
そこでキャリアを重ねる方法について
初期のキャリアはいかだ下り型で行けというアドバイスをお話しています。
いかだ下りというのは川下にたどり着くことが目的ではなく、
目の前の激流をかいくぐることを楽しむものです。仕事も同じです。
まずは目の前の仕事に全力で立ち向かえば良いと思います。
最初の段階では、激流型の施設を選ぶことをお勧めします。
重要な仕事でも思い切って任せてくれるところと、そうでないところとでは
成長のスピードが違います。
30歳前後の職員が、自身を持って働いているのは激流型施設の特徴だと思います。
この、いかだ下り中にきちんと基礎力を身に着けて欲しいと思います。
ちなみに、当院が激流型だと言っているわけではありませんが・・・

とはいえ、生涯にわたっていかだ下りをしていてはいけません。
長い間には、だんだん川の流れは緩やかになり、少しくらい手を抜いても
日常の仕事はこなせてしまうようになります。すると・・やがて海へ流れ出し、
漂流してしまいます。

次のステップは・・