看護倫理や、看護哲学の本ってちょっと難しいと思いますが
日本看護協会から出版されているこの本は、「看護」について考えたくなります。
1~200まで格言があるので一部ご紹介。
53:リーダーにはリーダーシップ酵素が必要である
リーダーは素質が40%、学習が60%。アルコールを分解する酵素を持っていない人にアルコールを勧めるのは危険なように、リーダーシップ酵素の少ない人にリーダーを進めるのは危険である。
91:看護師が忙しい時、一番我慢しているのは患者さん
看護師が忙しくて辛い時があるが、もっと辛いのは患者さんである事を忘れてはならない。
92:自分の親を入院させられない病棟では働かない
親を入院させられるくらい自分の病棟のケアに自信がなければならない。
120:医師は医療チームの一員であって、看護師の上司ではない
新人看護師が陥りやすい勘違い。医師は上司ではなくチームの一員。
152:勤務はじめの急変の多くは、前の勤務者の観察不足から起こる
患者からサインは出ている。見逃すと急変につながる。
184:冷たい気持ちは伝えようとしなくても伝わる
温かい気持ちは伝えようと努力しなければ伝わらないが、冷たい気持ちは何もしなく
ても伝わってしまう。注意しよう。
200:幽霊を見た時は、体調/精神状態をチェックしよう
幽霊を見る時は、テンションが落ちていたり、何かに過敏になっている時が多い。体調をチェックしよう→幽霊は見なくても、自分の体調管理は大事ってことですね。
いかがでしょう?技術や知識の向上は大切ですが「看護」を考えることはもっと大切だと思いませんか?
by 化学療法看護認定看護師