熱中症・熱射病 注意報

記録的という台詞は一体何度使用されているでしょうか。
40度を超える気温では、外出そのものが致命的です。
気象情報でも、原則運動禁止令が出ています。

プールに入っている状況は、水に浸かっているために
何となく涼しいと感じるとは思いますが、水泳=運動ですから、汗をかきます。
しかも学校のプールは屋外がほとんど=炎天下です。
水に浸かっている状況は、水分補給とは違います。
冷房設備の無い学校の体育館はサウナと同じです。

現在の天候は、日本全国が亜熱帯化しているので、
生命に危険がおよぶ暑さであることを認識して行動しましょう。

小さな子どもの場合は周囲の人の配慮や対処が必要です
小児は、汗などの体温調節機能が未発達なため、大人に比べ深部体温の上昇が大きく、
熱中症のリスクが高くなります。
急激に温度が上昇する炎天下の車内では、わずかな時間でも非常に危険です。
気温が高い日に散歩などをする場合、身長の低い幼児やベビーカーに乗せた乳幼児は
大人よりも危険な状態になります。
その理由は晴天時には地面に近いほど気温が高くなるからです。
日中の暑い時間帯での散歩は避けましょう。

とにかく、日陰・水分・涼しい服装を心がけましょう。
・・・という情報を毎日のように目にします。本当に油断大敵です。

夏日ですが

このたび、西日本の広い地域で、これまでになかったような豪雨が発生し、
大きな被害をもたらしました。亡くなられた方のご冥福をお祈りするとともに、
被災地の皆様に心よりお見舞い申し上げます。
看護師のみならず様々な方が職場や地域で復旧、復興に向け活動されていることと思います。
二次災害も心配される中、安全にご配慮の上、取り組まれますよう願っております。
少しお時間をいただくことになりますが、適切な時期をみて支援させていただきます。
まずは被災地の皆様が1日でもはやく日常をとり戻されることを祈っております。

日本臨床脳神経外科学会

金沢市にて「日本臨床脳神経外科学会」が開催されました。
テーマは「脳神経外科における多職種協働医療の実現」
大会長挨拶は;
【日本は世界に先駆け少子高齢化が進行し、従来の社会システムの維持は困難になっている
ことから、大きな変革が迫られています。
そこで求められるのが地域包括ケアシステムであり、
医療は役割分担と連携に基づく地域完結型を目指し、高い効率性が求められていきます。
そのためには従来の医師主導型には限界があり、これから先、
総ての医療職は多職種協働医療へ向けた意識改革が必要になります。】
この学会は医師、看護師、コメディカル、事務職、全ての職員が参加できる学会として
発展してきた経緯があります。
チーム医療で全体改革という、まさにこれからの医療にふさわしい内容が多く
当院でも発展させていかなくてはと感じた1日でした。
また、最近の学会は、働き方改革がトピックスとして取り上げられることも多く、
今回私が参加したのも「働き方改革による病院ブランディング」という
壮大なお題を頂いたからです。
ゆっくり観光する時間も取りたかったなと、自分のハードスケジューリングに
少々後悔もしつつ、(金沢は意外と近かった)どこも見ていないのはいかがなものか・・・
しかし、
夕食で頂いた日本酒がおいしかったので(「天狗舞」という銘柄)、家人に教えたら、、
20年以上前に肉じゃが作るのに使って滅茶苦茶怒られたお酒だったというオマケがついて
しまいました。

成長曲線

本人にとって「できない」状態が続くことは辛いことです。
先日読んでいたコラムに
プロのミュージシャンでも、ピアノの先生にレッスンを受け続けている
ということが書かれていて驚いたと同時にやっぱり・・と感じました。
成長はなだらかな曲線を思い浮かべるのですが、じつは曲線ではなく
階段に近いものでしょう。
正しくレッスンを続け、あきらめずに「できる」に向い続ければ、
かならず「できる」に近づくのです。
そこで大事なのが周囲の先輩や上司の存在です。
・大丈夫、ちゃんとできるようになる
・一度でできなくても、繰り返して身につく
・初心忘れず、基本に立ち戻って
こんな声をかけることで、「できる」に向うということです。
よく、褒めて伸ばすなどと言いますが、できたときに、できた事は褒めるのですが、
その課程で重要なのは励ます、支えることなのではないでしょうか。
個人だけではありません。チームも組織も同じです。
今厳しい状態でも、目標に向かって努力を怠らないことが必要です。
現状に満足してやるべきことをやらなければ、これまでできていたことが
できなくなることもあり得ます。
自分のやるべきこと、チームのやるべきこと、時々見直す時間を持ちたいものです。
成長はあるとき突然「できる」のではなく、日々の積み重ねでしか
成し得ません。

看護師

尊敬する看護師の一人であり、大先輩の生き方。
看護を愛し、人の繋がりを大切にする人。
生涯現役を実践する人。
急速な高齢化の荒波の中、激変する医療介を牽引する人。
強く、たくましく、人間味あふれる人。

看護師としては、私などまだまだ駆け出しと・・怒られることも
多かったです。
人生100年時代に入りますが、これからの看護師は、
定年が70とかになるのではないでしょうか。
医師で生涯現役と言い続けた方は100超えでしたから。

働けることを幸せと感じられるように。

ハーフタイム ディ

そう言えば7月になってました。
採用試験日の6月30日はハーフタイム ディと言うらしいですが、
知っていましたか。
検索すると
【1年間の折り返し地点となる日。1年も残す所あと半分となる日。
1年12ヵ月のうち、この日で半分の6ヵ月の月日が経過したことになる。
「ハーフタイム・デー」を制定した団体などは確認できないが、
「前半年の反省と後半年への希望を見極める日」
「これまでの半年間を振り返って、この一年の目標を再確認する日」などとされている。
ただし、
この日は平年365日の181日目に当たり、残り184日で「一年の真ん中の日」ではない。
一年のちょうど真ん中の日は7月2日であり、
この日は「一年の折り返しの日・真ん中の日」となっている。】
らしいです。
1年の半分が過ぎました。
でもまだ7月です。
夏休みの計画とか立てている人もいるでしょうが、当院は9月に控えた大きな予定の
ために、夏休み返上かな~という状況です。
でも明日の仕事のために休息が必要なように、次の仕事のために
休暇はきちんととりましょう。

第2回採用試験

本日は第2回採用試験日でした。
今回は30名を越える方々のエントリーを受けました。
ありがとうございます。
最近は採用試験対策も様々なところで出しています。
先日もweb検索してみたら、
看護師の採用試験「小論文対策について」というものがありました。

①誤字・脱字がないか
小論文で最も重視されるのが、誤字・脱字です。
また、丁寧に文字を書いているかどうかも見られています。
②起承転結をつける
起:文章の出だし、承:展開、転:本題に入る、結:結論をつけてまとめる。
以上の流れで全体を構成します。
③5W1Hを明確に
「いつ」「だれが」「どこで」「何を」「なぜ」「どのように」
これらの項目をはっきりさせた文章を書きましょう。
④ 一人称は「私」
一人称は「私」で統一します。
⑤ 文末を統一
文末は、「だ・である」「です・ます」を混在させないようにします。
どちらかの表現で統一しましょう。
⑥ 「思う」は×
自分の考え、意見を述べるのが小論文。
文末は「~です」「~と考えます」と書き、「思う」は多用しないように。

これ結構大切です。
別に採用試験の小論文でなくても、何かしら文章を書く際の約束の
ようなものです。
さらに、良く出される小論文テーマや先輩看護師の小論文などなど。
このような試験対策を皆がしているのでしょうか?

研究を重ねて、どこも出さないであろう小論文テーマを出題したいと思いました(笑

行動を起こす

【難しすぎるからとか、時間がかかりすぎるから
などと弁解するほうがずっと簡単です。
私たちは、物事をやろうとせず
そこから逃れる口実を考えようとしがちです。
もしあなたが、やることをやらなかったり、
計画通りに物事が運ばなかったりした場合、
その言い訳を考えることがよくあるのだとしたら、
今こそ現実を見つめ直す必要があります。
弁解することをやめ、まず行動を起こしましょう!】

本日、電車内で読んでいたコラム・・・・
なんか耳が痛い。


「旬(しゅん)とは、ある特定の食材について、他の時期よりも新鮮で美味しく食べられる時期。
またよく市場に出回るため値段も安価になりやすく、消費者にも嬉しい時期である。
出盛り期ともいう。」

日本は四季があり、その季節、その時期においしく頂けるものが沢山ありますね。
ところで 漢字で「旬」は、10日間を意味するって知っていましたか。
食物などの「旬」も、本来は、その食物が最も良い時期の10日間を意味するそうです。
というわけで最近やや亜熱帯季節に偏りが感じられる日本ですが、
知り合いから送られて来た旬に、純粋に喜んでいます。

食べる宝石。

地域医療

地域密着型150床病院の院長が書いていた
「地域医療を担う医師に望む」というコラムが目にとまりました。
冒頭で
【医学部の学生が実習後の感想文で
「内科、外科という大まかなくくりで分けられていることを知り
 驚きました」と書いていたので、驚いた。】
という文章を読んで、、、私も驚きました。同時に学生の感想も理解できると思いました。
確かに専門性を尊ぶ風潮があるので、内科といっても
消化器→消化管、肝胆膵と分かれ、呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科・・・・・、
臓器別です。
外科も消化器、呼吸器、心臓血管・・・・と分かれています。
整形外科などは、脊椎、肘間接、膝間接、股関節、、、と更に細分化です。
医学部の学生にとっては、細分化され専門志向が当たり前の状態なのだと思います。
が、
高齢者社会です。
多疾患を抱えている一人の人間に多方面からアプローチし、
疾患だけでなく生活環境など検討して医療を進めなくてはならない社会です。
そこで求められる医療とは?
考えさせられるコラムでした。
地域医療を担う医師だけでなく、医療に携わる全ての人が、いわゆる
全人的医療の提供を考えることが求められていくのだと思います。
看護師は学生時代から、全人的というフレーズを幾度となく繰り返し聞かされて
きたのではないでしょうか。
大きな視野で医療を考えてみることも、たまには必要です。