法話

「和顔愛語  先意承問」
          (引用 仏説無量寿経 注釈版聖典P26)

和顔愛語というのは「わげんあいご」とか「わがんあいご」と読みます
先意承問というのは「せんいじょうもん」と読みます

これは極楽世界の情景の一句です。
「和顔愛語」は「やわらかな笑顔とやさしい言葉」という解説があります。

一方、「先意承問」は「相手の意志を先んじて知り、その要求を満たしてやること」と解説があります。

どちらも、なかなか難しいことです。
やわらかな笑顔とやさしい言葉があれば、もっといい関係が築けるのに
われわれ人間は、ささいなことでいがみ合ったりしてしまいます。

また、相手の意志を先に知ってということも勘違いしてしまったり、当たっていたとしても
よけいなお世話になってしまうかもしれません。
要求を満たす、 とても大変なことです。

これらは医療従事者には、必要不可欠な心構えだと思いますが、
仏教の教えから来ているのだと、今更ですが得心したのです。

時々、法話を聞きに行ってます。