思いやりには単に善意の行動とか、思慮深く他人に接するということだけでない、
他人に思いやりをもつということは、礼節の一部である。
礼節は社会生活の秩序を保つために必要とされる行動・作法、礼儀のことであり、
社会の幸福、果ては地球の健全までを考える現実的、積極的な行動なのだ。
by アブドラ・M・アブドルハリム
思いやりとは、純粋に親切な心から出る行動のひとつ。
相手の息災を気にしてひと言声をかける、なんの見返りも期待せずに
自分が持っているものを分かち合う、
こうした礼節の精神から思いやりが生まれると言われています。
ただし、ごく自然に行動として出せるかというと、これがなかなか難しいと思います。
通勤途中で自転車のチェーンが切れた(らしい)高校生を見かけました。
通学途中でしょうか、不安そうな表情で時々辺りを見回しています。
きっと救いの手が差し伸べられるのを探していたのではないかと思うのです。
周囲の人々(自分も含め)は、気づいたであろうけれど、修理の手立てがないので
なんとなく通過・・・これ電車の中で席を譲れるかどうかみたいな勇気とは少々違うけれど、
なんとなく似ています。
思いやりについての本を読んだ時に、この場面を思い出しました。
あの時声をかけていたら、何かしらの解決策はあったのではないかなとか、
職場まで誘導したら解決可能だったかも・・・とか。
思いやりを持って行動するための7つの習慣法というのがあったので、時々読み返しています。
1、相手の気持ちになってみる
2.笑顔で接する
3. 相手の様子を気遣う
4. 自分のマナーに気を配る
5. 自分のことを大切にしながら他人のことを優先する
6. イライラしていても、その感情を表にださない
7. 正当な理由があるときだけ謝る
思いやりというより、みんなが同じ気持ちで実行したら、素晴らしい世の中になりそうです。
が、自分は反省しかり・・・。
まだまだ修行が足りません。