多職種連携時代

高齢化医療は多職種連携の時代です。
看護師は業務を抱えやすい構造になっていますが、課題を自分達だけで
解決することは困難です。
日本の看護師は患者さんや医師に様々な要望を出されても、
「It’s not my business」とは言いません。
これまでもなんとか一生懸命に応えてきたのです。
でも、結果として看護師業務の増大・負荷を招いてしまった部分も
あるのではないかと言う人もいます。
日本がどの国も経験したことのない超高齢社会へ突入するなかで、
今後もすべてに応えられる看護師を育てていけるのでしょうか。
多職種連携時代の看護師の役割とは、というタイトルでコラムがありました。
『看護師の役割は課題を自分達で解決することではなく、
「It’s our business」と、他の医療従事者も巻き込みながら
 リードしていくことではないでしょうか。
 患者さんを目の前で看ている看護師だからこそ、できる役割であると思います。』
なるほど、そうですね。
その役割と責任を担える人材を育てていかなくてはなりませんね。

11月に入っていました・・・・

【旧暦11月を霜月(しもつき)と呼び、現在では新暦11月の別名としても用いる。
「霜月」は文字通り霜が降る月の意味である。
 他に、「食物月(おしものづき)」の略であるとする説や、
「凋む月(しぼむつき)」「末つ月(すえつつき)」が訛ったものとする説もある。
 また、「神楽月(かぐらづき)」、「子月(ねづき)」の別名もある。】
~のだそうですが、早いもので11月。

1年が残すところ1ヶ月余り・・・
毎年毎年「光陰矢の如し」を実感するに至り、自分の年齢はもはや不明です。
月日の経つのはあっという間で二度と戻ってこないから、
無為に送るべきではないという戒めを含んでいると、辞典にはありますが、
毎年この時期に来て慌てることの多い人生を繰り返している感じがしています。

今の若い人

「今の若い人」「いまどき」  
いつの時代でも永遠の課題のように言われますが、
いつの時代でも捨てたもんじゃないと思うことは沢山あります。
先日読んだニュースコラムで、SNSに関しての記述がありました。
北海道地震に関連して、
「高校生達がSNSで、マンション高層階に住むお年寄りに水運びを手伝う」というものでした。
ライフラインが途切れた地区で、高齢者が重たい水を運べなくて
困っていたところ、近くの高校生がSNSで呼びかけてくれて、水運びを手伝ったというのです。
こういう若者がこれからの日本を背負います。
こういうSNSの使い方は、奨励されるのではないでしょうか。
まだまだ捨てたもんじゃないと思う自分が、すでに若者ではないと自覚しちゃってる感は・・・。

必要と判断したこと、困っている人に手を差し伸べること、
自分の判断と責任で行動できる人材を育てることが重要なのかも知れません。

発信と受信

本日は看護部研修 スタッフVer.
昨年度と同じテーマ「チームビルディング」を行いました。
楽しい演習を経て、皆さん感じる部分があったかと思います。
研修は「楽しかった」も重要ですが、
学んだ事、感じた事を是非それぞれのスタッフが自分達の部署へ持ち帰り、伝達し、
学び取った事の実践につなげてほしいと思います。



さて、チームとは?
チームワークの要件として、各グループが上げたものです。
実は重要な要素が入っています。
それは、コミュニケーションと目的・目標の共有です。
特にコミュニケーションは、発信と受信があります。
発信だけしていては、お互いの主張が平行線を辿ります。どこかで双方が受信のスイッチを
入れなくてはなりません。
皆さんの受信スイッチはONになっていますか。

寒暖差! 10月の一週間

暑い時には汗をかくなど、人間には外気温に合わせて体温を調節する機能が備わっています。
この体温調節の役割を担うのが「自律神経」で、自律神経が正常に働くには、一定以上のエネルギーが必要となります。
気温差が激しければエネルギーの消費も激しくなり、エネルギーが枯渇すれば当然、体は疲れて
しまいます。こうした「寒暖差によって疲労が蓄積した状態」を、寒暖差疲労と呼びます。

前日比から5度以上で黄信号
寒暖差疲労が起きやすくなる気温差は、前日比から5度以上だといわれています。
特に昨今は異常気象による寒暖差も激しいため、寒暖差疲労の常態化が懸念されています。
すでに一昨日とは10℃近い差がありました。

寒暖差疲労は病の入口
疲労を感じたら、無理せず休むことが第一です。
放っておくと、体の機能を整える自律神経が弱まり、
・バテやすくなる
・体がいつも冷える
・だるさが続く
・常に眠気がある
・疲れがなかなか取れない
といった体の不調が起きやすくなります。
免疫力も低下するので感染症にかかりやすくなり、深刻な病気につながる可能性も。
寒暖差疲労は、放っておくと大変危ない症状なのです。

体調を崩さないよう寒暖差疲労に注意を
おだやかな気候に慣れた我々は5度程度の気温の変化でも、体調を崩しがちです。
寒暖差疲労に注意して、日々を過ごしましょう。

対策は兎に角、温度差がなるべく少ない状態を維持することです。

行動に起こす

“ 成功を目指せ、さもなくば道を譲れ、ただし言い訳はするな ”

問題に直面したり困難な決断を迫られた時に、
解決策に悩んで何時間も無駄にしてはいけません。
その状況を客観的に分析すれば、必ず答えは見つかります。
問題に焦点を当てるのではなく解決法に集中しましょう。
そして行動を起こしましょう。

“ 感情は常に理性に従うとは限らないが、感情は常に行動に従う ”
という言葉があります。

と・・・本に書かれていました。
リーダーシップというジャンルの本を読んでいたのですが、
簡単に解決策が見つからないから、悩んでいるんだけどな~と、
考えていました。
凡人には難しいレベルです。

9月末日

早いもので電子カルテが新しくなって1月が過ぎました。
致命的トラブルには見舞われなかったものの、細かい修正は日常的で
現場で働く職員は、かなりのストレスだったのではないでしょうか。
今も細かな修正のために、ほぼ毎日のように
打ち合わせを繰り返しています。
新電子カルテのコンセプトは「効率化」です。
医療従事者が本来業務=患者さんの傍にいること、
医療提供に時間を費やすことを目指しています。
医療提供にかかる周辺作業を極力、効率化していくことを
目標にしているので、きちんとシステムが可動し、使いこなせば
素晴らしい成果が出せるはずです。

目的に向かって、様々な職種が日々奮闘しています。
我々の本来業務が何か、原点を見つめていると思います。

明日から10月ですね。
1年もあと2ヶ月となりました。

法話

「和顔愛語  先意承問」
          (引用 仏説無量寿経 注釈版聖典P26)

和顔愛語というのは「わげんあいご」とか「わがんあいご」と読みます
先意承問というのは「せんいじょうもん」と読みます

これは極楽世界の情景の一句です。
「和顔愛語」は「やわらかな笑顔とやさしい言葉」という解説があります。

一方、「先意承問」は「相手の意志を先んじて知り、その要求を満たしてやること」と解説があります。

どちらも、なかなか難しいことです。
やわらかな笑顔とやさしい言葉があれば、もっといい関係が築けるのに
われわれ人間は、ささいなことでいがみ合ったりしてしまいます。

また、相手の意志を先に知ってということも勘違いしてしまったり、当たっていたとしても
よけいなお世話になってしまうかもしれません。
要求を満たす、 とても大変なことです。

これらは医療従事者には、必要不可欠な心構えだと思いますが、
仏教の教えから来ているのだと、今更ですが得心したのです。

時々、法話を聞きに行ってます。

昨今の日本

再び大きな台風が日本列島を縦断しそうです。
御嶽山から早4年。
先日は関西地区が大混乱、空港ですら孤島化しました。
空港内の人々の救助に船が出動とは、
陸からも空からも近づくことの不可能な状況は恐ろしいものを感じます。
さらには北海道での大地震。
震度をみれば東日本大震災と同等規模です。
今年日本は熱帯夜連続、そして台風、大地震と天変地異のオンパレードでした。
便利になるのはいいのですが、電力STOPなど大問題です。
常日頃から災害時の対応において、施設毎に訓練していますが、
いざ!という時に、
各スタッフ臨機応変な対応ができるのか、そもそも自分達や患者さんの
安全を本当に守れるのか、全員が本気で考えなくてはいけない時代到来です。
電力なしでは、全ての機能が満足に動かない世の中です・・。

ハザードマップ見直しながら、考える今日この頃。

新電子カルテ導入 1週間

日常業務を行いながら、
日常業務の必須アイテムが新しくなるのは、なかなか大変な作業です。
今回、電子カルテを新システムへ変更という作業はかなりの緊張でした。
細かな問題事項は多々ありましたが、致命的なトラブルはなく作業は進みました。
職員の頑張りに感謝・感謝です。
これから同時並行で問題点の解決と、新しい操作に慣れていくことです。
電子カルテの操作に慣れひと段落するころに、当院は救急シーズンに突入でしょうか。

しかし
9月1日に新しい端末に切り換わったのですが、画面の中にあるアイコンが
私だけ他の職員と違うのです!
それに気がついた時は愕然としました。
表示されたアイコンが、「地球」。

なんだか一人、宇宙へ飛ばされた気分・・・。