「青いお空のそこふかく、海の小石のそのように
夜が来るまでしずんでる、昼のお星はめにみえぬ。
みえぬけれどもあるんだよ、みえぬものでもあるんだよ。」
金子みすゞ「星とたんぽぽ」
看護師の支えは、この星のようなものであってほしい。
病気の暗闇の中でこそ、患者さんの心に光を与える存在でないと・・・。
こんな書き出しの文章が目に留まりました。
看護師を想定して書いた詩ではないでしょうが、共感できますね。
先日ある看護師とお話していましたら、
自分が高校生の頃「看護体験(職業体験)」で、お世話になった看護師にあこがれて
看護の路に進んだそうです。
以下、彼女の台詞・・・
職業体験で看護師の仕事を見る機会がありました。
看護師さんは患者さんへ処置を実施していました。
それはとても痛そうで、辛そうで、患者さんに厳しいのではないかと感じました。
「なぜ、あのような(処置)をしたのか?」という疑問が顔に出ていたのだと思います。
看護師さんは、丁寧に説明してくれました。
その処置をすることで、その後が気分よく安楽に過ごせるのだということ。
一瞬は辛さがあるかも知れないけれど、
実施しないとずっと苦しい状態が続いてしまうのだということも、その時知りました。
その話を聴いて、看護師の優しさは簡単ではないなと考えました。
優しいとは、どういうことなのかを考えました。
そして、看護はとても難しいけれど、やりがいのある仕事に違いないと思ったそうです。
素晴らしい!
きっと素敵な看護師になることでしょう。その時の気持ちを持ち続けて欲しいです。
看護師の皆さんには、きっとこんな一瞬、こんな経験があると思います。
一瞬一瞬を大切にして欲しいです。