研修などで時々「点と線」の話をしています。
医療において治療でも看護でも、継続性というのはとても重要です。
患者さんは手術したら治療が完了するわけではなく、
薬を飲んだら治療は終了するわけでもないです。
普段健康な若い方が、一過性の頭痛で鎮痛薬を服用するのとは訳が違います。
つまり病院に受診に来られた方が、継続した治療・看護を受けられるように、
現在では地域包括ケアの概念が浸透しつつあるのだということを、医療従事者も
地域の方々も、今一度考えておく必要があるということです。
地域完結型医療という概念・言葉が出てきてから、数年経ちますが、
これを絵に描いた餅にしてはいけないのです。
これからの医療をきちんと考えて、医療提供が点で終了しない仕組みを考えていきましょう。
今このような意味と趣旨で、地域における看護連携の研修を実施しています。
継続して裾野を広げていきたいです。