サービスとは

1.人のために力を尽くすこと。奉仕。「休日は家族に―する」
2.商売で、客をもてなすこと。顧客のためになされる種々の奉仕。「アフター―」
3.商売で値引きしたり、おまけをつけたりすること。「買ってくだされば―しますよ」
4.運輸・通信・商業など物質的財貨を生産する過程以外で機能する労働。用役。役務。

サービスという単語を引くと上記のような記述に遭遇することが多いです。
医療はサービス業だといわれて久しいと、たびたび言っていますが、本当の意味でのサービスでしょうか?有償か無償かという議論もありますが。

さて、なぜこんなことを考えたかというと・・先日の研修での一こまです。
ボーナスが出たから皆でディズニーランドに行こう!という会話は有だが、
ボーナスが出たから皆で病院に行こう!という会話は(たぶん)無いと思います。
つまりサービスの分類に入れられているのに、受けたくはないサービスなのか?という
疑問・議論でした。
自分達の業務と行動を再度振り返る機会になりました。
難しいですが、きちんとした医療を提供し、安全と安心を感じてもらえる看護を実践するのみですね。

点と線

研修などで時々「点と線」の話をしています。
医療において治療でも看護でも、継続性というのはとても重要です。
患者さんは手術したら治療が完了するわけではなく、
薬を飲んだら治療は終了するわけでもないです。
普段健康な若い方が、一過性の頭痛で鎮痛薬を服用するのとは訳が違います。
つまり病院に受診に来られた方が、継続した治療・看護を受けられるように、
現在では地域包括ケアの概念が浸透しつつあるのだということを、医療従事者も
地域の方々も、今一度考えておく必要があるということです。
地域完結型医療という概念・言葉が出てきてから、数年経ちますが、
これを絵に描いた餅にしてはいけないのです。
これからの医療をきちんと考えて、医療提供が点で終了しない仕組みを考えていきましょう。
今このような意味と趣旨で、地域における看護連携の研修を実施しています。
継続して裾野を広げていきたいです。

日常の行動から推し量るもの

働けば働くほど理念を忘れていくというのは、本当はおかしな話です。
新人研修では病院理念、看護部理念の話しをし、皆が答えられる環境ですが、
中堅クラスになると記憶の片隅に追いやられてはいないか?という感じがします。
理念を具体的な行動に落としこめているか、それを実践するのは理念を掲げた人であり、それを受け継ぐ人が続かなければなりません。
浸透した理念は日常の具体的な行動や発言に現れるものです。
今日読んでいたコラムに書かれており、感動したものがありました。
幼稚園で子供たちがきちんとした挨拶ができる。
その幼稚園の理念の柱が「子供たちがお互いを尊重できること」
語先後礼(先に言葉で挨拶し、その後に頭を下げる)は、相手の前で一旦立ち止まらないとできません。この行動をきちんとするためには、もちろん職員も子供の前で立ち止まり、挨拶をするのです。自ら実践して模範を見せなくてはなりません。
またゴミ一つ落ちていない。
「ゴミを平気でまたいで歩くような職員をつくらない」という方針もあるそうです。
コラムを読んでいて、少々ドキドキしてきました。
当院の職員は・・語先後礼は難しくても、挨拶は行えているようです。
ゴミは落ちていないか?これからはポケットにビニール袋を持ち歩こう。
5Sを謳っていても、管理職が模範を見せられないようでは、スタッフはついてきません。

理念は日常の行動にその姿を現す。
やってのけているのが幼稚園児であることの素晴らしさ・・・・指導者の力でしょうか。
子供が素直なんでしょうか。きっと両方です。

ナーシングセレモニー

本日は実習受け入れをしている看護学校でナーシングセレモニーが開催され、
出席をして来ました。
以前は戴帽式というセレモニーが行われていました。
ナースキャップそのものが廃止されて久しく、ナイチンゲールの蝋燭から聖火伝達というセレモニーに変わりつつあるようです。
儀式としての戴帽式のみ執り行う学校もあるそうですが、どのような形にせよ
これから実習開始となり看護師への路を歩む志を確認する時間を持つことは
必要かなと思います。
お祝いのご挨拶をさせて頂きました。
以下、概要ですが・・・
「人は強くなければ生きてゆけない。人に優しくなければ生きている価値がない」
皆さんは人に優しく接する仕事を天職に選ばれたわけです。
一つ、患者さんが人間であることを忘れてはいけない
一つ、医療職のプライドを持たなければならない
一つ、思いやりの心を忘れず、看護の誓いの重みと深みを理解して
   成長して下さい。
初々しい学生さんを見渡しながら、4月入職の新卒者を思い浮かべました。
初心忘れず・・医療従事者は人の命を預かる職業です。

復職セミナー

潜在看護師50万人とも60万人とも言われて久しいですが・・
実は私も潜在化していた時期があります。
結婚妊娠出産育児・・・
女性のライフイベントは何処も同じ様相です。
本日は川崎市看護協会で復職セミナー開催に際して
お話させていただいたのですが、私が当院へ就職したときは
育児を理由に非常勤で採用して貰ったのです。
皆さんパート看護師から看護部長になれますよ・・とお話したとたん
会場はざわめいていました。

看護師は国家資格ですから、細くても長く続けていくことがKeyかと
思われます。

あるセリフ

学校訪問や就職説明会など
いろいろな病院施設関係者と顔を合わせる機会が多い今日この頃です。
学生が就職先で選ぶ条件の台1位は
ずばり「雰囲気が良い」だそうです。(業者リサーチ)
そこで学生受け入れの臨地実習やインターンシップ、病院見学会など、
様々な機会を捕らえて、どの切り口からでも良い印象を持ってもらえるように
スタッフ啓蒙を図っています。
・・・にしても、そもそも看護師という職業を選んだ動機があるはずですね。
先日読んでいた冊子で心に響いた台詞があります。

『仕事を聞かれて、会社名で答えるような奴には 負けたくない』

ブランド力は志の高い者が集まるからこそできるのだと思います。

病棟デビュー

さて、
これから新卒看護師が配属部署へ向かいます。
例年通りではありますが、4月の新卒研修が終了すると
急に病院内が若やぐ?ような気がします。。。
この病棟デビューから1年経過すると、先日のケースレポートへと
繋がって行くわけです。
良い循環になると良いですね。
新卒看護師もキャリア採用看護師も。
ともに楽しく経験を積んでいけると嬉しいです。

方言とは

方言とは、
言語は変化しやすいものなので、地域ごと、話者の集団ごとに必然的に多様化していく傾向があり、発音や語彙、文法に相違が生じる。
部分的に他の地域の言葉と異なった特徴を持つようになったものを方言と呼ぶ。

愚息は横浜生まれの自分は標準語であると信じて疑わない人生を生きてきました。
今回初めて関西の方々と生活する機会を得て、同期となる友人から
「なまってるよ」と指摘されたそうです。

住めば都。慣れるしかないですね。

御利益

自分や家族、取り囲む
皆さまに御利益があるように・・・
御朱印集めを始めました。
日本の寺社を巡ろうかと考えています。
人生の節目に来ている感じもするので、
パワースポット的なものより、古来より信心されているような
そんな場所を巡ろうかと考えています。
ここは私の好きな場所の一つです。