「旬(しゅん)とは、ある特定の食材について、他の時期よりも新鮮で美味しく食べられる時期。
またよく市場に出回るため値段も安価になりやすく、消費者にも嬉しい時期である。
出盛り期ともいう。」

日本は四季があり、その季節、その時期においしく頂けるものが沢山ありますね。
ところで 漢字で「旬」は、10日間を意味するって知っていましたか。
食物などの「旬」も、本来は、その食物が最も良い時期の10日間を意味するそうです。
というわけで最近やや亜熱帯季節に偏りが感じられる日本ですが、
知り合いから送られて来た旬に、純粋に喜んでいます。

食べる宝石。

地域医療

地域密着型150床病院の院長が書いていた
「地域医療を担う医師に望む」というコラムが目にとまりました。
冒頭で
【医学部の学生が実習後の感想文で
「内科、外科という大まかなくくりで分けられていることを知り
 驚きました」と書いていたので、驚いた。】
という文章を読んで、、、私も驚きました。同時に学生の感想も理解できると思いました。
確かに専門性を尊ぶ風潮があるので、内科といっても
消化器→消化管、肝胆膵と分かれ、呼吸器内科、循環器内科、腎臓内科・・・・・、
臓器別です。
外科も消化器、呼吸器、心臓血管・・・・と分かれています。
整形外科などは、脊椎、肘間接、膝間接、股関節、、、と更に細分化です。
医学部の学生にとっては、細分化され専門志向が当たり前の状態なのだと思います。
が、
高齢者社会です。
多疾患を抱えている一人の人間に多方面からアプローチし、
疾患だけでなく生活環境など検討して医療を進めなくてはならない社会です。
そこで求められる医療とは?
考えさせられるコラムでした。
地域医療を担う医師だけでなく、医療に携わる全ての人が、いわゆる
全人的医療の提供を考えることが求められていくのだと思います。
看護師は学生時代から、全人的というフレーズを幾度となく繰り返し聞かされて
きたのではないでしょうか。
大きな視野で医療を考えてみることも、たまには必要です。

人間力

2015年に「雇用の未来」という研究論文が発表されました。
内容は10年後になくなる職業というものでした。
様々な仕事がコンピューターにとって代わられるというもので、
販売員、受付、事務職、通訳・翻訳、・・・など身近な職業が
列挙されていたものです。
発表から3年経過しているので、あと7年後ですが、
なくならない職業というものもあります。
=人間でしかできない仕事。
コンピューターを使いこなす職業は、なくならないのでしょう。

看護師は?
介護ロボットなども参入していますが、人の心を支えられるのは
人間だからできることでしょう。
「人間力」というスキルが必要とされると思います。
看護師は創造的な仕事のはずです。
何かに気づき、どんなサービスを生み出すか、経験を積んだ人間にしか
わからないものがあるはずだと思います。

電気設備点検

施設の点検作業には、さまざまなものがあります。
そして、様々な影響が出ます・・・
病院の点検作業ほど、怖いものはありません。
何か起こってからでは、遅いですから。
本日は、毎年恒例・・・ 電気設備点検を行いました。
毎年実施しているのに、何かしら不具合などが見つかります。
早期に対処できるので、良いのですね。
日曜日だから、基本的には平日より業務稼動が少ないと考え、
毎年日曜日に実施します。
が、しかし、 毎回思うのですが、救急患者さんは
日曜も電気設備点検も関係ありません。
こういう時にも、いざという時に稼動に切り替えることが
スムーズに対応できる現場力のような力が重要です。
システムでも、何でも、動かしているのは人間なんですね。

点検作業の方々、雨の中お疲れ様でした。
そして職員のみなさん、お疲れ様でした。

名言・迷言

ちょっと考えさせられる名言集を読んでいました。

「嘘をつかせてしまうほど人を追い詰めるな」
 >深いなー。と感じて読み進めてみました。

「若いうちしかできないことをやる。
アホみたいに遊ぶのもばかみたいに騒ぐのも大切だけど、
将来に向かって全力で努力できるのも若いうちだけ。
年をとるほど他にやらないといけないこと増えてくるから。」
>>そうです。自分のことだけ考えていれば良かった頃が懐かしいです。
  自分の希望、家族の未来、いろいろやりたい事たくさんです。
  忙しいのも幸せなことだと感じられるようには、なったかな。

「若いうちは、仕事の成功は、いくら稼いだかで評価される。
でも、年をとると違う。どれだけ自分の仕事を愛してきたか、で評価される」
>>>仕事好きですか?
   もちろん!

まぁ、何と言ってもこの台詞が一番・・・
「人生なんてひまつぶしみたいなもんよ。楽しくやんなさい。」

   こんな台詞が言えるのは、あと何年後だろうか。

第1回採用試験

本日は採用試験日でした。
年々エントリーが早まる傾向にあり、本日も40名近い方と
面接をすることとなりました。
当院は急性期病院であり、教育プログラムの中で
2年間で救急対応を身につけるというのを軸にしています。
かれこれ10年程継続してきて、効果も検証済みです。
院外でも咄嗟の対応ができ、表彰されたスタッフも多いのです。
エントリーの理由で多いのは、
何と言っても臨地実習で指導者やスタッフに憧れたとか、
インターンシップでいくつかの病院を体験したが
当院の雰囲気が一番良かったと感じて頂いたり・・・
本当にありがたいことです。

忙しい業務の中でも、実習やインターンシップの受け入れに
協力し、かつ学生が憧れる行動が取れるスタッフに
感謝しかありません。
先輩達は素晴らしい看護師へと成長しているのです。

6月1日

2012年6月1日
今から6年前の今日、当院は新築移転を致しました。
6年というのは早いものです。
いろいろな変化がありました。
何と言っても大きな変化は、新築5年目で手術室を増設したこと・・
でしょうか。
次の変化は何でしょう。常に変化し続ける組織です。
さて、1年前の6月1日のブログに書いた記事の引用です。
社会的に成功を収めていた人々の成功要因を調査すると
8割の方が偶然の出会いや出来事を挙げたそうです。
でも、たまたま偶然に成功したというようなことは、なさそうに思います。
その偶然に至るまでに「運の良い人」が取る行動には特徴があると言われています。
1.たえず新しい機会を求めている
2.失敗しても挫けない
3.必ず実現できると考える
4.こだわりや固定観念に縛られない
5.リスクを取っても行動を起す
これらは
「好奇心」「持続性」「楽観性」「柔軟性」「冒険心」
人生は思うようにいかないこともありますが、
その時に「もうダメだ」と思うのではなく、
新しいチャレンジへの扉かも知れないと考えて努力を続けると、
次のチャンスを呼び込むのです。

というわけで、新年度開始2ヶ月ですが、まだまだ変化ー変革を起そうと
常に前進する組織です。

夏の飲み物

老舗メーカーから出ていた缶飲料。
当院の自販機にお目見えしたのですが・・
メーカーさんお馴染みのマークが堂々と描かれているためか、
そのメーカーのビール飲料と見間違うこと必須です。
さて
当院の副看護部長さんのデスクに、この缶が置いてありました。
見つけた人は一瞬「?!」となり、ジュースであることを確認して笑うのです。
副看護部長はアルコールを飲みません。
そして、
「これ、部長のデスクにあったら、皆きっと
(あぁぁ昼間っからー、いつかやると思ったんだよな)って、思えるよねー」
などと話して、皆で笑っているのです!!!

私っていったい・・・・。
でも、これ本当に一瞬「?!」となりますね(笑

ケースレポート発表会2018

来週21日は、二十四節気の「小満」です。
畑に撒いた麦の種が穂をつける時期にあたり、今年も順調に育っている、
と少し満足することから、小満と呼ばれるようになったとされています。
また麦以外にも、蚕が食欲旺盛になり成長する時期、
口紅の原料である紅花が咲き誇る時期でもあります。
そんな様々なものの成長がみられる時期でありますので、
4月に入った新人がどの程度成長したか、確認するのに良い時期なのかも知れません。

さて、
当院では毎年1年間の看護の振り返りとしてケースレポート発表会を行なっています。
昨年4月に新卒入職したスタッフの成長が伺えるのと同時に、
先輩看護師(プリセプター)の成長も垣間見える素晴らしい1日です。
1年間というのは本当に「あっ」という間だったと思います。
発表終了者が安堵の表情に変わる瞬間は、見ているこちらも(良く頑張ったね~)と、
安堵します。
今年のKey wordは3つありました。
・個別性
・情報の共有
・安全安楽
患者さんに共感し、傾聴し、安心に導くことができる、信頼関係の築けるコミュニケーション
が重要という点で皆さん共通していました。
1年間の看護実践の中で、各看護師がこの重要性に改めて気づいたという事が、
とても嬉しくなりました。
そして、自分の振り返りとともに他者の経験も共有できる素晴らしい1日なのです。
今年の新卒者から、たくさんの質問も出ていました。
これもまた嬉しいですね。先輩の看護を共有・追体験して、自身の経験に
役立てて欲しいと思います。
今回の気づきを大切に、各部署でディスカッションを深めて頂ければ。。。。
この繰り返しが看護の質を上げて行くはずです。

看護よもやま話

さて、
本日は「看護よもやま話」と題して、看護師向けに少々お話する機会を頂きました。
キャリアの棚卸し的感じもありますし、ナラティブとまではいかずとも、
自分の体験、経験を少しお話しながら私が普段考えていることも伝えていけたらいいな・・
と、思いまして。
学生実習の体験は何十年も前の事ですが、意外とはっきり覚えています。
印象深い患者さんも、たくさんいます。
思い起こせば、本当にそれぞれの実習ごとに様々な患者さんにお世話になり、
育ててもらったと今更ながらに感じます。感謝です。
学生時代の経験は、看護師となって働く自分のベースになっています。
新卒時代も、たくさんの経験をしました。
この時期に勉強したことや、経験したことは、今でも忘れていないです。
私も最初から、このような役職についているわけではないのでいろいろ経験して、
気がついたらここにいた的な感じですが、これからは、当院の看護師が
高い評価を頂けることを、やりがいにして進もうと考えています。
ともに高みを目指して進みたいです。

本日お越しのスタッフの方々に、私の思いは伝わったのかな。